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なぜ富と貧困は広がるのか―格差社会を変えるチカラをつけよう

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  • サイズ A5判/ページ数 162p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845110742
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0036

内容説明

巨大化する多国籍企業の利益と激増するワーキング・プア!働いても生きていけない社会のしくみを解き明かす。

目次

序章 貧困化する社会に未来はあるか
第1章 企業は巨大化するのに、なぜ暮らせない労働者が増えるのか(企業のもうけはどのように生まれるのか;なぜ大企業はますます大きくなり、雇用は不安定になるのか ほか)
第2章 私たちは階級社会に生きている(何が階級を分けるのか;「国家」とはなんだろう ほか)
第3章 なぜ労働組合は生まれ、どんな役割を果たすのか(なんのために労働組合はあるのか;組織形態はどのように発展してきたか―「共通規則」の強化と広がりを求めて ほか)
第4章 私たちはどんな社会をめざすのか(資本主義社会を変えるさまざまな試み;新たな「福祉国家」をつくる ほか)

著者等紹介

後藤道夫[ゴトウミチオ]
都留文科大学教授。1947年福島県生まれ。専門は社会哲学、現代社会論。ここ十数年は日本の「構造改革」とその背景を中心に研究。最近はワーキング・プア、貧困問題を重視

木下武男[キノシタタケオ]
昭和女子大学教授。1944年福岡県生まれ。専門は現代社会論、労働社会学、女性労働論。最近は、若者の非正規雇用、格差問題を重視(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マンセイ堂

6
うーん。労働者を低賃金で働かせて、そこから利益をあげるという企業の考えが、正しくないという事は分かります。でも、だからと言って全ての労働者の給料を等しくするという考えはどうなんでしょうか。共産主義はソ連や中国だけだったから失敗した、世界中が共産主義なら成功したはずだというのも、乱暴すぎて話にならないと思いました。2013/06/20

世界はきっと輝いてみえる

1
ちょっとだけいわゆる「左翼」の香りがした。労働組合とか共産主義、社会主義について比較的噛み砕いて書かれている。かなり教科書的でどうしてそういう仕組や思想が出来たのか、日本と諸外国の違い等を順を追って書いている。親に「左翼とか共産主義ってなんなん?」とか聞かれたんだけど、とりあえずこれである程度の説明は出来そうな感じ。2012/06/12

よっちん

1
組合が機能していないから貧困が広がるというのはあるかもしれないが、組合だけでは解決できない閉塞感を感じます。大学の教授が中学校の教科書並みに簡単な言葉で大学のテキストを書きましたって感じです。読んでも何かすっきりしません。ワーキングプア問題を組合で説明すること自体違和感がある。2009/06/26

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

0
貧困の現実とその背景、そして未来展望について、本当に簡単に説明していました。現在のような新自由主義体制を批判的視点から検討することで、課題を発見し、よりよい未来へつなげていくことを目標としているような感じでした。2012/02/07

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