内容説明
親子のキズナを強くするために、いま、ネット社会の子育てで大切なこと。
目次
第1章 ネットは危険!?すれちがうおとなと子ども(子どもたちをとりまく危険な落とし穴;子どもたちのメディア環境 ほか)
第2章 ネット空間の特徴とおとな・子ども関係(ネット問題を教育問題として考える;ネットと子どもをめぐる二つの問題 ほか)
第3章 子どもの発達とコミュニケーション(コミュニケーションと心の闇;コミュニケーションのしくみ ほか)
第4章 ネット時代に子どもを育てる(試行錯誤のネット時代の子育て;ネット時代の子育て10のポイント ほか)
第5章 子どもたちにファンタジーの世界を(テレビゲーム悪影響論は正しい?;テレビゲームとファンタジーの世界 ほか)
著者等紹介
坂本旬[サカモトジュン]
法政大学キャリアデザイン学部教授。専門は情報教育論、図書館情報学。1959年生まれ。教材出版社の編集者を皮切りに、テレビゲーム雑誌編集者、コンピュータ関連の雑誌のライター、ラジオ番組のパーソナリティなどの仕事をへて、法政大学へ。各地でインターネット社会と子どもをテーマにした講演活動をおこなう。現在、世界中の子どもたちがお互いの文化を探究し、インターネットを通じて学び合うカルチャー・クエスト・プロジェクトを進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののはな
6
5年前の発行ではあるが示唆は多い。ネット・ゲーム環境と子育て…もはや切リ離せない、否定しきれない、排除しきれない現実で子供たちにどう接していくか。教材出版社、ゲーム雑誌編集を経てメディア教育に携わる作者ならではの切り口が新鮮。あえてご自身の子育てにはデジタル環境と深くかかわらせてきたという経験が万人に沿うものとは思わないが、ほんとうに危惧すべき視点はどこか、ということを大人もまず考えなくては、正しいと言われているルールも使いようだという視点は一読に値する。あとはその親・子の環境や性格に応じて考えよと。2012/02/25
ペダたま
5
図書館から借りてきた本です。 ゲームの付き合い方、ネットの付き合い方、といった事が書かれていました。作者の考えが強く感じ取れました。2017/05/28
おでんくん
3
ネットで外との繋がりがどんどん広がる子どもたち。可能性も無限大✨ ただ、家庭内の繋がりが希薄にならないように注意してね。 って内容でした。 自分もデジタルキッズに片足突っ込んでた世代なので、子としても親としてもなるほどねー、と思って読みました。 ネット社会の進化が速くて、すぐに教えてもらう側になりそうな予感。 以下抜粋 ✳ネットを使う際のルールを親子で決める ✳子どもが興味を持っている事について積極的に話題にする ✳新しいコミュニケーションツールを活用して子どもとコミュニケーションを取る2018/12/12
tac♠︎co
2
一般にネットが浸透する前の早い時期に幼い子供をその環境に置き子育てしてきたご経験がとても勉強になった。ゲームやネットは手段に過ぎないにハッとさせられる。子供にとってのファンタジーの世界の構築の重要性。これを意識してない自分。もう少し勉強が必要。2015/10/26
彩灯尋
2
この本の「ゲームはゲームという遊びであって、歌舞伎の世界となんら変わらず、問題はいじめや不登校の問題としてテレビゲームを挙げている社会そのものにある」という内容にとても好感が持てた。この社会でもうゲームをするな、パソコンを触るな、というのは無理がある。赤ちゃんや子ども向けのゲームやアプリがバンバン開発されている一方で「ゲームは毒だ」と叫ぼうが、もういたちごっこではないか。それなら親も一緒にどんどんゲーム機を触り、正しい使い方を教えていくのが策なのかと。2015/01/29
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