内容説明
情報化の現在と未来で、パソコン、携帯電話、インターネット、電子商取引、デジカメ、OS、主要電子機器、宇宙開発など、最近のITの進展のなかで焦点となっている分野に絞って、情報化の進展度合いと最新技術の動向を、国際比較の視点からまとめたほか、加速する技術革新と産業、というタイトルの下、主要産業における技術革新の進展状況をみる。また、情報化は国家を超えるかで、グローバル化に関わるいくつかの問題を、検討する。
目次
1 情報化の現在と未来(インターネット―高まる普及率と新たな問題;携帯電話―世界標準化競争;デジタルカメラ―カメラからデジカメへ ほか)
2 加速する技術革新と産業(エネルギー―増大する消費と新エネルギー開発;鉄道―高いパフォーマンスの日本の新幹線;自動車産業―世界的な業界再編 ほか)
3 情報化は国家を超えるか(世界のIT政策―国家戦略の中心課題に;広がる情報格差―情報を生産・流通・消費するのは誰か;先進国のメディア―情報メディアをめぐる攻防 ほか)
著者等紹介
伊藤正直[イトウマサナオ]
東京大学大学院経済学研究科教授、経済学博士。1948年生まれ。東京大学経済学部経済学科卒。東京大学社会科学研究所、立命館大学経済学部、名古屋大学経済学部を経て現職。主な著書に、『日本の対外金融と金融政策1914~1936』(名古屋大学出版会、第31回エコノミスト賞受賞)など
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