一番ケ瀬康子社会福祉著作集 〈第１巻〉 社会福祉とはなにか

一番ケ瀬 康子【著】

旬報社（1994/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 294p／高さ 21cm
• 商品コード 9784845103379
• NDC分類 369.08
• Cコード C3336

目次

序　社会福祉「学」とは何か
１　社会福祉とは何か（社会福祉とは何か；社会福祉事業概論）
２　社会福祉学序説―社会福祉の科学とは何か
３　社会的総合生活保障とは何か（社会福祉研究における「生活問題」論の展開と課題；社会保障・社会福祉を充実させるための新しい視点）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆう。]

著作集第１巻。社会福祉とは何か、生活問題を科学的に捉えることの重要性とともに、実践を豊かに把握することの重要性を学ぶことができました。機械論的な制度論でもなく、またたんなる技術論でもない、運動論としての社会福祉が大切だと著者は指摘しています。また批判はあったが、人間を労働力商品として捉える今日の社会のあり方が基本的な問題の出発点だと述べています。ここのところは深め、勉強したいと思いました。また総合生活保障という概念が提起されており、全体を通して今日でも学ぶべき点が多い論文だと思いました。

2016/03/29