内容説明
本書は、介護福祉士の人たちだけでなく、ホームヘルパーなどの関係者や広く一般の方々にも、わかりやすく利用しやすいように、高齢者や障害者の食生活、調理上の基本知識が理解できるように簡単な解説を行った。各料理例の前に、高齢者の病気や症状について説明を行い、よく理解したうえで食事介護ができるようにした。料理例として、栄養や健康を考慮した食事、食べやすくおいしい食事、心の癒しとなる食事を目的別に取りあげた。栄養計算を料理例、献立例ごとに行い、摂取する栄養量の目安を明示するとともに、調理手順をわかりやすく説明した。各ページの欄外には、よりよい食事や介護に役立つ関連知識を補足説明した。
目次
1章 高齢者・障害者の食生活(高齢者の栄養所要量;高齢者の食事と調理の留意点;障害者の食生活 ほか)
2章 調理の基本(調理の基本;調理の手法)
3章 食事例―調理実習(栄養バランスのよい日常食;咀しゃく・嚥下困難な食事;カルシウムを効果的に摂る食事 ほか)
著者等紹介
和辻敏子[ワツジトシコ]
1957年大阪市立大学家政学部卒業。1958年武田薬品工業(株)入社。1992年甲子園短期大学教授。現在、甲子園短期大学名誉教授、学術博士。専攻は調理学、食生活論、調理実習
北野弘子[キタノヒロコ]
関西保育福祉専門学校非常勤講師
瓦家千代子[カワラヤチヨコ]
大阪樟蔭女子大学教授
高正晴子[タカマサハルコ]
梅花短期大学教授
浅野恭代[アサノヤスヨ]
桜井女子短期大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。