内容説明
棒隅・振れ隅の小屋部材への墨付けをはじめ、反り軒を含む軒回り部材、扇垂木の係数による割出し法など、作業の実際を明解に図説。墨付け実技は、勾殳玄法・作図法・木の身返し法を用い、これに証明を加えたので、規矩の理論が実際の墨付けに適用される理由が明確にわかる。初心者の規矩術独習書として、1、2級建築大工技能検定試験合格を目指す受験者の参考書として、一般大工職の技術向上訓練の指導書として好適。
目次
第1章 規矩技とさしがね
第2章 勾配について
第3章 垂木割りの種類
第4章 入母屋破風の立て位置
第5章 棒隅屋根部材の墨付け
第6章 反り隅軒回り部材の墨付け
第7章 振れ隅屋根部材の墨付け
第8章 多角形屋根の墨付け
第9章 扇垂木屋根部材の墨付け
第10章 鵯栓
付録 建築大工技術検定問題および照査試験問題