未来型国家エストニアの挑戦―電子政府がひらく世界 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 173p
  • 商品コード 9784844397502
  • NDC分類 007.238
  • Cコード C2036

目次

第1章 首都タリンでの生活
第2章 エストニアの歴史、政治、ICT推進の経緯
第3章 ICTサービスを支える情報基盤
第4章 電子政府サービス
第5章 エストニアの将来ビジョン
第6章 スタートアップ国家・エストニア
第7章 マイナンバー制度への期待

著者等紹介

アリキヴィ,ラウル[アリキヴィ,ラウル] [Allikivi,Raul]
日本・エストニア/EUデジタルソサエティ推進協議会理事。1979年エストニア生まれ。タルトゥ大学卒業後、早稲田大学の修士課程を修了する。エストニア経済通信省局次長を経て民間へ。前職では、エストニア経済通信省の経済開発部で局次長を務める。同省では2020年に向けたエストニア情報社会のための新たな戦略と政策の設計などを担当。現在は日本に暮らし、エストニア行政での経験と知識を生かしてコンサルティング会社ESTASIAを2012年12月に設立し、アジアにエストニアの行政システムなどを紹介している

前田陽二[マエダヨウジ]
日本・エストニア/EUデジタルソサエティ推進協議会代表理事。1948年富山市生まれ。早稲田大学理工学部電子通信学科卒業後、同大学理工学研究科修士課程を修了。三菱電機株式会社に入社し、文字・画像認識分野の研究開発に従事した後、2001年~2009年にECOM(次世代電子商取引推進協議会)に出向し電子署名および認証の分野を中心に調査研究に従事。2010年~2013年、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)主席研究員、2005年~2014年、はこだて未来大学(夏季集中講座)非常勤講師。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

60
eIDカードとICT共通基盤X-Roadの確立。政治の透明性を推進の成功要因に挙げるが、政府の中長期計画の忠実な実行力と一貫性がキモという感。特に、後者の「やりきる!」という胆力を、日本の政治家諸氏にも実践して欲しい。但し、明記されていないが、そもそも論のLeapfrogの影響も否定できない。加えて、「各種不正・犯罪は心配ない」という論調は、少々幻想・理想論。技術的脆弱性のみならず、ロンダリングなどのプロセス的脆弱性も懸念材料のはずであり、故の表題の”挑戦”也。2020/01/19

suzuki

6
ICT先進国エストニアについて紹介している本。 ただし、宣伝色が濃く、影の部分に触れてない印象。 小国ゆえのフットワークの軽さもあっただろうけど、独立後、国が推進する産業としてICTに全振りした決断は素晴らしい。 国民番号eIDを通じた各種サービス、便利そう。本書の最後でダメ出しされている日本のマイナンバー、いっそのことエストニアにコンサル委託&外注でもいいんじゃないかと思えてきた。2021/02/01

Ryo

4
何が衝撃かって、日本政府が電子化による国家サービスの提供に2001年から毎年一兆円かけて失敗している事。 1991年にソ連から独立したエストニアは、人口130万人程度でありながら、ICTによる政府の効率化と経済成長を実現しようとタイガーリープ政策を実施。 小国でありながらソ連独立国の中で抜き出た経済成長を果たす。 e身分証カードの導入によってほとんどの国家サービスはネット経由で完了し、付帯サービスも充実。 何よりもそのビジョンに驚かされる。 ICTサービスによって国境を越えた新タイプの国家を目指す。2017/05/02

ハゲ

2
くっ…まだ1冊だから!!1冊読んだだけで羨ましいとは言わないぞ!!あと2〜3冊読んで実際のエストニア人と会話して現状を聞いてこの本の内容に相違なければ声を大にして言おう。エストニア羨ましいー!日本の政治家仕事しろ!!って…。まだ言わないんだから〜(´Д⊂ヽ2018/06/28

堂上郁

1
★KindleUnlimited 発行された時と比べると、ここ10年で行政のデジタル化は、制度上はかなり進んだ印象。2025/03/05

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