出版社内容情報
父さんだって夢を見ても、いいじゃない
父さんは、君らを撮る写真家になりたい。君らをうたう、詩人になりたい――。40歳で詩人になり、50歳で写真家を目指している「父さん」。夢ばかり追い続ける「しかたがない父さん」は、カメラを片手に娘「はるひ」と息子「うた」の写真を撮り続けています。本書はその4年間の記録です。挫折や葛藤の中で父さんは悩み苦しみ、家族と人生への切ない賛歌を撮り、うたいます。大切なひとを持つ、すべてのひとに読んでいただきたい写真集。好評中の『てるてるはるひ 父さん晴日を撮る。』第二弾です。
著者等紹介
石川厚志[イシカワアツシ]
写真家・詩人・臨床心理士。東京生まれ。千葉大学卒・東京写真学園修了。日本写真協会会員。ハイフォトアワード2011グランプリ受賞・第6回日本詩歌句随筆評論協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらちゃん
15
自分と同じくらいの年齢で男性で家族があって夢があって働き方を探している人の写真集。言葉を追っていると一緒に苦しくなる。周りに合わない自分を責めてばかりいないで、何が合っていないのかとか、どう生きたいのかもっと考えよう。ゆっくりね。子どものせいにしてないでね。2016/12/03
tom
14
図書館本。臨床心理士のパパが幼い娘と息子の写真を撮影したもの。パパは、15万枚も写真を撮ったとのこと。子どもたちの写真は、なかなかのもの。良い写真だと思う。でも、このパパの想いが重すぎる。パパが書いた文章を読むと、パパ自身の想いが履歴、職歴の転々とシンクロして、少々無惨な気持ちになってしまう。いろんなことを考えている人だと思うのだけど、これからさき、どんなふうになっていくのかと、ちょっとため息。良い写真を撮り続けてください。2016/08/21
らっそ
9
写真っていいよなー、と再認識。僕と同世代なのに写真家になりたいって思えるのがうらやましい。2016/08/28