角川ソフィア文庫<br> 先祖供養と墓

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角川ソフィア文庫
先祖供養と墓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044006761
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0139

出版社内容情報

「霊魂の恐れをどう処理するか、なお進んで死者の霊魂をどうして祭るか、どう供養するか、どう慰めるか、ここに宗教の原点がある」。丹念な現地調査にもとづいた民俗学の知見により、古代から現代までの日本人の死生観を考察。モガリや葬墓をはじめとする死者と先祖の祭りに宗教生活の根幹を見出し、霊魂観や神観念の成立、その仏教化、寺院の葬送や供養の変容をたどる。宗教の根源、日本文化の本質に迫った名著。解説・碧海寿広

内容説明

「霊魂の恐れをどう処理するか、なお進んで死者の霊魂をどうして祭るか、どう供養するか、どう慰めるか、ここに宗教の原点がある」。丹念な現地調査にもとづいた民俗学の知見により、古代から現代までの日本人の死生観を考察。モガリや葬墓をはじめとする死者と先祖の祭りに宗教生活の根幹を見出し、霊魂観や神観念の成立、その仏教化、寺院の葬送や供養の変容をたどる。宗教の根源、日本文化の本質に迫った名著。

目次

第1章 古代の殯―凶癘魂と鎮魂(殯と風葬;遊部と鎮魂 ほか)
第2章 殯の種類―殯の残存形態(古代の殯と現在のモガリ;青山型モガリ ほか)
第3章 葬墓と仏教―寺院と葬墓文化(仏の実在と霊の実在;梵衆発哀と葬送 ほか)
第4章 中世の葬墓―念仏と浄土教(法華経と密教と葬墓;滅罪と祓い ほか)
第5章 近世から現代の葬墓―墓と葬具(寺檀制度と葬墓;葬式の実際 ほか)

著者等紹介

五来重[ゴライシゲル]
1908年、茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科に再入学。高野山大学教授、大谷大学教授を歴任。大谷大学名誉教授。文学博士。専攻は仏教民俗学。93年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hatann

8
宗教生活の原点である死者の祭り方につき、様々な文献や現地調査から得た民俗学の知見を通じて炙り出す。今となっては微かな痕跡を残すのみであるモガリに着目し、柳田国男の主張した祖霊論や両墓制に依拠して、日本人の死生観に辿りつく。死者は恐ろしい存在であった。暴れたり祟ったりする死者の霊を鎮魂する儀式がモガリであり、生前に積み重ねた罪を滅ぼすのが子孫による各種の追善供養である。死者の霊はいつしか祖霊となって子孫を慈しむ。仏教は、日本における死者の霊の鎮魂と滅罪のプロセスに入り込み、葬式仏教として日本的変容を遂げた。2025/04/05

らむだ

4
古代の殯から近現代の葬墓までの先祖供養と墓の問題を日本人の霊魂観・神観念と共に探る。神道と結びつきがあった葬送儀礼から次第に仏教的な儀礼に変わっていく流れを辿っていく様は見事。2023/05/25

Junko Yamamoto

2
日本人の魂と死生観が仏教の中に反映されている。葬式仏教となったのは葬式、供養、死後の魂の浄化が大切であったため。さて、日本人の考える「魂の滅罪」とはなんだろう2023/07/29

Go Extreme

1
古代の殯 もがり 鎮魂 風葬 遊魂 自然葬法 文化葬法 火葬 天皇の殯 殯宮 もがりのみや 殯の種類 モンドリ型モガリ 葬墓と仏教 仏の来迎 極楽浄土 追善供養 納骨と墓場 念仏 板碑 五輪塔 寺檀制度 樹木葬 海洋散骨 家族の絆 死の穢れ 祖霊信仰 戒名 末法思想 法然上人 一遍上人 年忌法要 仏壇 位牌 手元供養 集団墓地 平安時代の阿弥陀堂2025/04/22

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