包囲

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336056351
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1941年9月、レニングラード。ヒットラーにより包囲されたこの都市で、愛し合う二組の男女にとっての生存を賭けた闘いが始まる。

1941年9月、レニングラード。ヒットラーにより包囲されたこの都市は、その歴史上もっとも絶望的な冬に突入した。厳寒と飢餓が牙を剥く、筆舌に尽くしがたい状況下、愛し合う二組の男女にとって、生存を賭けた、希望の火を燈し続けるための闘いが始まる。「圧倒的な説得力。悲惨な状況下で展開する二つの恋物語は、読む者に深い感動を与えてくれる。恋人たちがおのれの生存を賭して闘う物語は、すべての偉大なる文学作品がそうであるように、いたって簡潔である。世界レベルの小説だ」(アントニー・ビーヴァー)

【著者紹介】
1952年英国ヨークシャー生まれ。ヨーク大学卒業後2年間教員としてフィンランドに滞在する。その頃から多くの詩集を著し、いくつかの賞を受賞している。また、短篇小説を執筆するかたわら、ブロンテ、ロレンス、フィッツジェラルド、ウルフ、トルストイに関する研究にたずさわり、ほかにも、児童書や絵本を手掛ける。3作目の小説A Spell of Winter(1995)は創設最初のオレンジ賞を受賞した。また、第7作目の『包囲』(2001)はウィットブレッド賞とオレンジ賞の候補作となった。その続篇にあたるThe Betrayal(2010)もブッカー賞とオーウェル賞の候補となった。異色のゴースト・ストーリーThe Greatcoat(2012)も話題となっている。

内容説明

“レニングラードを地球上から抹殺せよ”1941年9月、ヒットラーの命を受けたナチス・ドイツ軍により完全包囲されたレニングラードは、その歴史上もっとも絶望的な冬に突入した。幼い弟コーリャをかかえるアンナ、アンナの父と秘められた過去を持つ元女優のマリーナ、アンナと心を通わせあう医学生のアンドレイ。飢餓と厳寒が牙を剥く極限状況のなかで、必死に生き抜き、希望の火を灯し続けようとする彼らの闘いを描き、「最高級の文学作品」と絶賛された、第1回オレンジ賞受賞作家による傑作長篇。

著者等紹介

ダンモア,ヘレン[ダンモア,ヘレン][Dunmore,Helen]
1952年英国ヨークシャー生まれ。ヨーク大学卒業後二年間教員としてフィンランドに滞在する。その頃から多くの詩集を著し、いくつかの賞を受賞している。また、短篇小説を執筆するかたわら、ブロンテ、ロレンス、フィッツジェラルド、ウルフ、トルストイに関する研究にたずさわり、ほかにも、児童書や絵本を手掛ける。三作目の小説A Spell of Winter(1995)は創設最初のオレンジ賞を受賞した

小泉博一[コイズミヒロイチ]
1942年山口県生まれ。南山大学文学部英語英文学科卒業。元京都工芸繊維大学教授。専攻イギリス文学研究(E・ウォー、G・M・ホプキンズを中心に)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペグ

46
遠くに響く大砲の音が、清透な空気を打ち破る。 家族のために色々な想いを秘めながら必死に生きる主人公が健気。詩的な文章が美しく表紙の絵も好きでした。2017/08/03

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

22
ナチスにより「抹殺」されつつあるレニングラード市民、アンナとその家族について。勇気や愛、祖国への忠誠の話では無く、生きるためによろめきながら配給に並び、凍った道を倒れないようにして帰る話の繰り返しである。比較的余裕のある最初の頃は、政府に批判的な事を口走ったりしないようにお互いに監視し合う世界であったが、燃料や食料が無くなるにつれ批判も他人への興味も失っていく世界。今包囲されている所の戦争が今すぐにおわりますように。2022/03/30

ハルト

9
ドイツ軍により包囲され食糧の補給を絶たれてしまった首都レニングラード。戦時下、人々を支配する不安と恐怖。飢えと寒さにより削られていく命。ひとつ屋根の下身を寄せあって生活する、父と娘、幼い弟、父の知り合いの女優、娘の医学生の恋人。極限の状況において、大切な人を守るため自身を犠牲にしながらの尊厳のある彼らの行動が感動的でまた痛ましくもあり、胸揺さぶられました。絶望的な冬によって失ったものへの深い悲しみ、その後の春の穏やかな暖かさ。戦争が人々にもたらす悲劇を、淡々とながらまざまざと描いてありました。2013/03/28

4
良いものを読みました。レニングラード包囲下というところで『卵をめぐる祖父の戦争』をどうしても思い出してしまうんだけど、(あちらの方がエンタメに振り切れてはいる)どちらも、生きるということの鮮烈さを捉えるというところでは同じだと思う。硝子瓶のジャムの美しさが眩しい。2013/03/12

椿子

2
さらさらっとは読めない本であったが、凄く面白かった。幼い弟がいるアンナ、アンナと恋人のアンドレイ、アンナの父と昔関係があった元女優のマリーナが、飢餓と寒さに立ち向かう話。自然描写がとても良い。しかしアンナがすっごい頼りになって働き者なので、むちゃくちゃこの家族は助かったなーと思ってしまった。精神的にもタフだと思う。しかし最後のほうの飢餓描写は、気分が滅入ってなかなか読み進められなかった。体力のあるときに読みたい本。食べ物は命である、ということを痛切に感じた一冊。2013/09/06

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