内容説明
吉野から、東京の三畳一間に嫁いできた、妻との日々。ハイフォトアワード第1回準グランプリ受賞作品。
著者等紹介
中村泰介[ナカムラタイスケ]
写真家。1979年生まれ。上智大卒。リクルート、リクルートメディアコミュニケーションズ退社。アシスタントを経て、広告、音楽、雑誌等で活動中。2009年ハイフォトアワード準グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lonesome
45
こういう写真の空気にとても憧れがある。自分はカメラを持ってないし、携帯のカメラでも誰か人を撮ることはほとんどない。けれど、こんな風に自分の愛しい人を出会いから交際中や結婚してからも撮り続けることって素敵だなと思う。この本の中でも気づくことだけど、相手の表情はいつも同じ顔ではなくて色々な感情の時があるように表情だって変化するのだ。出会いの時、付き合っている時、結婚をした後も、変わらず相手と向き合うということは相手のことを受け入れてありのままで向き合うということなんだなと気づかせてくれた一冊。2014/11/15
seacalf
31
素直に言うと面映ゆいが誰だって愛する人を写真に撮って永遠に切り取りたいと思ったことがあるに違いない。くるくると変わる表情や仕草や佇まい、ただそこに存在してくれるだけで圧倒的な幸せを与えてくれる。ついシャッターを切りたくなる無数の幸福な時間。この写真集の奥さまは異様にお洒落な女性なので、べたついた甘ったるさは感じないが、それでも溢れるばかりの愛情を感じられる。理屈じゃない男女のさが、その魅力が無意識レベルで流れてくる写真集。文章を載せてひとつのストーリーとして被せているのが少々蛇足に感じたが、そこはご愛敬。2018/12/30
ひろ☆
14
カメラにあまり興味が無いけど、たまには写真もいい。2015/07/17
tom
12
奥さんの写真集。気になるコメントをいくつか読んだので入手した。奥さんを撮るということは、かなり私的な行為だと思うのです。それを世間に出すとき、どこか躊躇するものを感じるように思う。そして、この写真集を最初に見たとき、妻を撮ったという空気が見えなくて、私は困ってしまった。ところが、何回か見直しているうちに、次第に良く見え始めてきた。好きなんだろうなあという気持ちが見え始めてきた。作者も妻も幸せ者。よろしい写真集となりました。こういう写真を撮れたら、撮ってもらえたら、嬉しいだろうなあ。2020/07/12
喪中の雨巫女。
9
《書店》カメラマンは、被写体の妻を愛してるんだろうなあ。(笑)2015/01/12
-
- 和書
- 昭和を彩った作家と芸能人