目次
未来へのスタートライン
背筋をのばして
夢かうつつか
流れていく景色たち
気持の彼方に
著者等紹介
佐藤文香[サトウアヤカ]
1985年、兵庫県生まれ。池田澄子に師事。2006年、芝不器男俳句新人賞対馬康子奨励賞受賞。第1句集『海藻標本』(ふらんす堂、2008年)で宗左近俳句大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumiha
20
すでに知っていた川柳は、「鉄棒に片足かける時無敵」(なかはられいこ)「アフリカの王ならくよくよはしない」(樋口由紀子)「輪を叩きつけて天使は出ていった」(きゅういち)「オネショしたことなどみんな卵とじ」(広瀬ちえみ)「こんな手をしてると猫が見せに来る」(筒井祥文)。同じく俳句は、「冬空や猫塀づたひどこへもゆける」(波多野爽波)「玖瑰や今も沖には未来あり」(中村草田男)「また美術館行かうまた蝶と蝶」(佐藤文香)など、私にとってお気に入りの句を多く発見した。しかし、表紙はやっぱり教科書調なのが、気に入らん。2016/04/24
双海(ふたみ)
10
短詩型文学の俳句、川柳、短歌。有名どころを収録。「俳句は一人でも作れるし、いつ始めてもやめても、また始めてもいい。なんなら、作らず読むだけだっていい。でも、本気で書こうと思ったら、同じくらい本気の仲間がいると、すごく面白い。俳句は短いので、すぐ読み合えます。それは、短歌や川柳も一緒です。」(佐藤文香)2024/03/20
いずみ
5
図書館本。大人になっても触れることがなかった作品の群れ。とがってたりほわっとしたりどきっとしたり。今。出会えてよかったなあと思う一方で、若い世代にこそもっと触れて欲しいはずの内容なのに、手にとってももらえないよ、この地味な装丁…「定型詩はこちこち堅い」みたいなイメージを、出版社が自ら作って自分を押し込めてるかのよう。中学から俳句に目覚めた佐藤文香さんの後書きもよかったのにな。もったいない!2016/07/09
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