内容説明
魔女は薬草で編んだ帽子をかぶり、ほうきに乗って駆けつけてくれる頼もしく賢き女性。冬にたまった毒を抜くハーブ/愛をもたらすときめきの花/異界との境界にある植物/再生の樹木/知恵と魔法の秘密を知る木etc.魔女の大切にする植物全52種。
目次
1 魔女の庭(魔女の庭 春夏編(冬にたまった毒を抜くハーブ;愛をもたらすときめきの花 ほか)
魔女の庭 秋冬編(異界との境界にある植物;秋のメランコリーを吹き飛ばすハーブ ほか))
2 魔女の森&原野(魔女の森&原野 春夏編(再生の樹木;不思議の世界へいざなう樹木 ほか)
魔女の森&原野 秋冬編(異界への境界木;知恵と魔法の秘密を知る木 ほか))
著者等紹介
飯島都陽子[イイジマトヨコ]
テキスタイルデザインの仕事を経て、1985年横浜元町にハーブと魔女の専門店「グリーンサム」開業。1993年ダ・カーポ/榊原政敏作曲「ヴァルプルギスの夜」作詞(榊原広子共同)。1997年倉敷チボリパーク「魔女の家」商品企画・デザイン担当。2002年古川総合ヨーガ講師資格取得。2006~2008年横浜「牙狼画廊」にて「魔女たちの手仕事展」立案・出品。朝日カルチャーセンター講師、講演、テレビ、雑誌取材多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわこっこ
40
『西の魔女が死んだ』を読み終わって、植物療法士として、魔女修行しなければと思っていたら、読友さんのレビューでこの本を知った!すぐに公共図書館で検索して、予約を入れて、昨日は休館日だったので、今日、ワクワクしながら取りに行った! 題名通り、魔女の庭が季節ごとに紹介され、季節の時々の薬草仕事と、魔女が大切にしている植物が紹介されている。『西の魔女が死んだ』では、魔女修行は、精神力を鍛えるところから始まるが、驚いたことに紹介されているハーブは、フラワーエッセンスに使われているハーブと重なる所が多かった。2023/06/13
らん
24
魔女とハーブの専門店をされている著者の本。魔女裁判等も詳しく書かれています。魔女が残したハーブの療法。知らないハーブがたくさんありました。憂鬱な気分を吹き飛ばしたり気分を晴らしてくれるマジョラムやボリジは試してみたい。ハリーポッターに登場したマンドレイク、実在する植物だったのですね!土から引き抜くときは恐ろしい悲鳴をあげ、その声を聞いたものは即死、または発狂するという伝説もある錯乱や死をもたらす危険な植物だそう。見た目もハリポタのイメージのまま!なんだか嬉しい。2023/05/31
くさてる
18
ファンタジー寄りの内容なのかなと思って手に取ったのだけど、「魔女」は、薬草を使った民間療法士として生きた人々として、実在の薬草や野菜、ハーブなどの歴史や利用法などを紹介した内容でした。トリビアが満載で語り口もやさしく、面白く読めました。2021/09/18
クナコ
11
初読。著者作は初。古来魔女と呼ばれた薬草の知識豊かないわゆる「賢い女」の知恵袋。季節の草花の言い伝えや薬効を紹介しながら現代の「薬草魔女」としての在り方、楽しみ方を教える。ハーブの使い方紹介や歴史解説の本というよりはスピリチュアル寄りの本。全ての植物に添えられた植物画や扉絵が可愛らしく、目で見るだけでも楽しい本だった。電子書籍で読んだが、これは繰り返し見開きできる現物があった方がより楽しめるかもしれない。2023/10/11
オノなコマキ
6
図書館本。こちらも『魔法とミステリーのデザイン』で紹介されていた本。主にハーブや樹木の紹介で、魔女に関連がある、または魔女が使っていたものにフォーカスを当てているが…薬師じゃいかんのかね?笑 その昔、うさぎも魔女に関連があるとされていたとか。『静かでおとなしい小動物』という記述に思わず『おとなしくない!』と突っ込みを入れてしまった。笑 著者は横浜で魔女のお店をやっているそうなので、こうも魔女魔女言うのは仕方ないなぁ。ハーブの効能などの説明があるのは良かったな。春先、ハーブの鉢を買ってみたいと思う。2021/11/17