内容説明
「不義にして義あり、不道にして道あり」(藤本箕山『色道大鏡』)―太夫から飯盛女まで、各地の遊女一人ひとりの知られざる生涯に光をあて、新しい遊女研究への視座を提示する。
目次
はじめに 売女とは呼ばせない
第1章 『色道大鏡』の周辺
第2章 太夫の周辺―都会の遊女たち
第3章 飯盛女の周辺―地方の遊女たち
第4章 作法に縛られる遊女
第5章 東アジアの遊女へ
著者等紹介
渡辺憲司[ワタナベケンジ]
立教新座中学校・高等学校校長。立教大学名誉教授。日本近世文学・文化。博士(文学)。1944年12月15日、北海道函館市生まれ。68年、立教大学文学部卒業。76年、同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程満期退学。横浜市立横浜商業高等学校(定時制)、私立武蔵高等学校・中学校教諭、梅光女学院大学(現・梅光学院大学)短期大学部・文学部助教授などを経て、立教大学文学部教授。2010年3月定年退職。同年8月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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