感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUMAGAI NAOCO
0
ロシアの詩人プーシキンの代表作を含む短編集。表題作はかつてトランプの賭けに大逆転勝ちして借金返済した老伯爵夫人から、若き士官ゲルマンが何とか秘密を聞き出すが、破滅する話。短いが痛快な流れ。「ピョートル大帝の黒奴」は、プーシキンの曾祖父ともされる人物の!ロシアのオセロ的な物語。かなり人種差別的な話だが、これからという所で未完なのが残念。「葬儀屋」は新しい町に引っ越してきた葬儀屋アドリアンが新しい隣人達との食事の場で自分の職業を悪く言われたと憤る話。短いけど面白さが詰まっている。2024/06/01
-
- 和書
- 日本経済の一般均衡分析