内容説明
近頃の若者は本も読まなきゃ字もよめない!とグチるまえに読む本。日本語のエキスパート・齋藤孝ほか27人の提言。
目次
対談“やさしい”国語教科書が日本語を滅ぼす―(阿川弘之;齋藤孝)
教室から(国語を忘れた国民は(瀬戸内寂聴)
おれなら子供やめたくなる(高島俊男) ほか)
声にだして読む(脳力 楽をさせない(川島隆太)
あなたはどう「音読」しますか?(森山卓郎) ほか)
誤読・難読(漢字と読み方(岩淵悦太郎)
許せるものと許せないもの(金武伸弥) ほか)
親子の時間(本をとおして子どもとつきあう(宮川健郎)
家庭での読み聞かせ(横山真貴子) ほか)
本もマンガも(読めないもの書き(阿川佐和子)
サラリーマンがマンガを読む理由(大田弘子) ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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純子
19
「書く」が面白かったので。今回も興味深いものが多くあり。国語教育のあり方に不安を感じておられる方がたくさん。冒頭阿川弘之さんと齋藤孝さんの対談『“やさしい”国語教科書が日本語を滅ぼす』、竹内敏雄さん『「みみ」を「すます」』、小池隆夫さん『文学の読み方教育』などに特に興味を引かれた。川島隆太さん『脳力 楽をさせない』では、単純な計算、あるいは音読をすることで脳が働き出す事実が発見されたという。アルツハイマー病の症状が改善されたとのこと。料理、歌、会話と並んで音読がくるとは。名文音読をしたくなった。2021/03/18
石ころ
3
国語科教員なら読んだほうがいいような。習っていた大学の先生の文章も載っていて驚いた。たまには音読するのも楽しいかもしれない。2018/04/03
MIN
3
図書館のおすすめ本。国語教育が長期的に成長するために必要不可欠である事と、子供の頃から読む事に慣れる事の大切さが書かれていた。 3,4ページ単位で区切られ、それぞれを別の人が様々な文体で書いているのが面白く、飽きずに読めた。 私が文学に苦手意識を持っているのは、子供の頃易しい本しか読んでいなかった事に原因があるらしい。食わず嫌いはやめて、一冊じっくり読んでみようか。 野球中継で「うちゅうかん」と聞いて「宇宙間」を思い浮かべていたのは私だけではなかったみたい。2015/04/21
もりもり
2
国語の先生や作家先生の国語教育への想いや経験が綴られていた。子どもには楽をさせず、かといって丸投げせず、国語の力を身に付けさせたいと思った。今回はつまみ読みだったので、いつかまた読もう。2012/06/23
たかぴ
1
読む事の壁をまた一つ感じたな。楽しす。2022/02/20
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