出版社内容情報
来栖三郎 1886~1954 神奈川県生。戦後なお「偽りの大使」として米国から指弾された著者が、日米交渉に至る自らの外交官人生を回顧し、日本外交の問題点を反省しながらも、その「狙いには暗い影は決してなかった」ことを明らかにすることを念願として執筆した書。個人的には批判的であった日独伊三国同盟に駐独大使として署名した経緯が語られ、続いて開戦回避を目的とした日米交渉に特派大使として渡米し、精進を傾けて打開を模索しながら真珠湾攻撃によって水泡に帰するまでの交渉内容が証言される。
来栖三郎 1886~1954 神奈川県生。戦後なお「偽りの大使」として米国から指弾された著者が、日米交渉に至る自らの外交官人生を回顧し、日本外交の問題点を反省しながらも、その「狙いには暗い影は決してなかった」ことを明らかにすることを念願として執筆した書。個人的には批判的であった日独伊三国同盟に駐独大使として署名した経緯が語られ、続いて開戦回避を目的とした日米交渉に特派大使として渡米し、精進を傾けて打開を模索しながら真珠湾攻撃によって水泡に帰するまでの交渉内容が証言される。