内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
世界は《論理》とちゃうで。《抽象》や!! 数学の問題も、人間関係も、論理だけではうまくいかない――「数学は論理的思考力が身につく」と言われ、全国民が数学を勉強する。しかし、数学の本質は、問題解決力でも論理的思考力でもなかった。数学とは、大切であるけれども理解できないことをなんとかして理解しようとする試みだったのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miso soup
6
軽くてサクサク読みやすい本だった。内容についても的を得ているし納得できる。自分も数学は好きな方だが、実用性があるというよりは、複雑な事象を簡潔に書き表せて思考がクリアになるところに惹かれる。ただ、その段階に至るには、具体例から一般化→他の具体例→修正と繰り返さねばならず、それに耐えられるかが数学好き嫌いの境界ではないかと考える。数学とはあまり関係ないが、本書中の「論理性は最後のトドメ」という格言?が突き刺さった。特に人間関係では意識しておきたい。2022/11/26
多分マグマグ
3
具体と抽象。私が数学を嫌いになれない理由がわかった。具体と抽象の往復は楽しいね。五感で捉えられるかどうかの視点は目から鱗でした。2023/07/17
しずや
0
進んでから振り返るとおもしろい 確かに… わかってるとおもってたことにあらあめてスゲー!てなるの楽しそうだな のきながら読み進めていて因数分解がわからない自分にショックを受けたが 具体化と抽象化を繰り返すのは数学に限らず広くあてはまる考え方かも 2024/11/02
インテリ金ちゃん
0
数学の本かと思って読み始めたがちょっと違った。算数・数学を18年近くも勉強してきたが、やっと数学を学ぶ意義が分かったような気になった。学不可以已。2023/01/02
madoka
0
数学という分野の物事の考え方を、やわらかい言葉で紐解いてくれる。抽象と具体。あぁ〜やっぱり数学好きだわあと思った。 2022/12/24