出版社内容情報
◎辞書学と後期近代英語の研究に必備の書
Johnsonの辞典以降、OED(The Oxford English Dictionary: 1884-1928)が刊行されはじめるまでに、多くの言語学者たちが試行錯誤を重ね、新たな英語辞典を生み出した。今回は、19世紀を中心としたイギリス・アメリカの英語辞書史の中で、きわめて重要で入手も困難、かつ、英語辞書史上顕著な特色を持った辞書を復刻集成。
本資料により、18世紀から19世紀にかけての英文学・英語学の資料の空白が埋められ、新たな、言葉の意味を通しての英文学・英語学研究の広がりに貢献することができればと期待するものである。
●第7巻●Henry John Todd, A Dictionary of the English Language vol.2(1818・総4292頁)
■Henry John Todd著 Johnsonの辞書は、彼の死後何度も改訂されているが、その中で、最初の本格的・正統的・大規模な改訂版として出されたもの。Johnsonの原文を大切にし、改変部分には記号をつけて、その箇所を明らかにしている。この後、『ジョンソン辞典』と言えばこのTodd-Johnsonを指すことになるほど普及した。