出版社内容情報
◎現代の日本文化・文学再検討のための必読作品を満載。
「新興芸術派叢書」は改造社の「新鋭文学叢書」と対をなすかたちで新潮社より刊行されたモダニズムの代表的な創作シリーズ。トーキー映画、レコード、ラジオ、テレビ、電話………。現在、日常生活に探く入り込んでいる種々のメディアが登場しはじめた昭和初期。「新興芸術派叢書」は昭和文学史になじみの深い名作が集まり、20世紀文化の抱える問題の根幹に迫る貴重な作品群です。
●第23巻/吉行エイスケ「新種族ノラ」 昭5・10・6
断髪女を連れて航空港をご出発/大世界恋の「風俗鑑」/不潔同盟/東洋の眼に見えぬ港/新種族ノラ/M・K氏の航海表/華やかな新宿について/二十万円の花嫁/孟買燧銃隊/バルザツクの寝巻姿/享楽/ハイ・アライ行/富豪緑川父子について/恋は何処でする/続女百貨店(マリーは未来まで踊るつもり/エロチツク・コンチニイユテイとその瞬間との?/北平大胡同/赤手帖子/アスフアルトの上の戯廊/千の寝床に及ばず 東西南北/戯れのスタート/好色女一代/家畜的男性/女暴落表/アメリカが好きになるまで/廃港に棲む女)
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