分析・現代社会―制度・身体・物語

分析・現代社会―制度・身体・物語

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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784842910499
  • Cコード C3036

内容説明

現代社会のヴェールを剥ぐ、最新の社会学的分析。世紀末、未曾有の複雑な社会を産出した私たち人間。その複雑性ゆえに、むしろ社会の本当の姿を確認したいという欲望は増加しつつある。本書が分析する様々な現代社会の姿は、むしろ統一的な社会像を解体し、絶えず視線をずらしていくことで浮き彫りにされる、読者自身の姿なのである。

目次

1章 社会の時空性、時空の社会性―社会的事実としての「世界」
2章 経験される社会移動―現代日本人の閉塞感に迫る
3章 「階層さがし」社会の階層論―みえる差異・みえない階層
4章 家族である、ということ―家族らしさの構築主義的分析
5章 家族要因説の広がりを問う―拒食症・過食症を手がかりとして
6章 私が決めることの難しさ―空疎でない自己決定論のために
7章 生まれることから引き剥がされて―生、暴力、政治
8章 レトリックとしての「血」―『吸血鬼ドラキュラ』をめぐって
9章 映像の野生を解き放つ―イメージの言説・言説の不安
10章 二重の夢の彼方へ?―オウム事件の言説空間をめぐって