内容説明
本書においてはこれからの時代にふさわしい二つの新しい方針に向って挑戦を試みた。その一つは、梅発祥の地である中国の情報をできる限り収集・整理し、日本の情報と併記することにより、古くから梅文化の交流が行われてきた、日・中両国の精神文化の深い関連と絆を明らかにしようとしたこと、二つは、今まではあまり試みられたことのなかった自然科学分野と人文科学分野の観点を併記して収録し、いずれの分野の方々の興味にも対応できるようにしたことである。とくに、中国の梅文化に関する重要文献は資料集としての価値を高める意味から、原文を掲載すると共に拙訳をも試みた。
目次
第1章 世界のウメ生産事情
第2章 ウメの生物学的特性
第3章 ウメの起源と歴史
第4章 ウメの品種・系統・分類
第5章 園芸文化と梅
第6章 梅の文化史
第7章 御津の海
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