創元推理文庫<br> ジェリーフィッシュは凍らない

個数:
電子版価格
¥794
  • 電子版あり

創元推理文庫
ジェリーフィッシュは凍らない

  • ウェブストアに23冊在庫がございます。(2025年05月19日 16時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488406219
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 精緻に描かれた本格ミステリにして第26回鮎川哲也賞受賞作、待望の文庫化。

内容説明

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死。さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が…。第26回鮎川哲也賞受賞作。

著者等紹介

市川憂人[イチカワユウト]
1976年神奈川県生まれ。東京大学卒。在学時は文芸サークル・東京大学新月お茶の会に所属。2016年、『ジェリーフィッシュは凍らない』で第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は各種年末ミステリベストにランクインし、話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

368
1983年の話でね、ネットや携帯など現代の技術はまだまだ無い世界なのね。でも現代には無いジェリーフィッシュと言う小型の飛行船が開発され、普及され始めている感じなの。当時のコンピュータのメインメモリは二五六キロバイトの“大容量”だったと。そんなコンピュータで、自動操縦しているのはやるね。技術力高い。どこか探せなくなっちゃったけど、窒素と炭素の化合物がダイヤモンドより硬いみたいな事書いてあって。それ六方晶窒化炭素のことですか⁈ 我々の世界では、提唱されたのが漸く1985年みたい。だとしたら進んでるー。2023/07/05

夢追人009

351
市川憂人さんの鮎川哲也賞受賞作のデビュー作で「そして誰もいなくなった」に挑戦した力作ですね。最初にこのトリックは正直言って機械的過ぎて手放しで好きにはなれませんが、カー、クイーン、クリスティーら黄金時代の巨匠達ならば私たちの書いて来たトリックを現代テクノロジーを駆使して上手に料理しているねと言ってニヤリと微笑むでしょうね。まあこれだけ大掛かりであれば機械に頼らざるを得ないのも致し方ないでしょうね。それから5つのインタールードと最後6人目の大迫力の殺人シーンで著者は気前よく犯人の台詞でヒントをくれています。2023/05/27

bunmei

334
密室殺人、SF、スパイ工作、刑事捜査等の要素がギュッと詰まり、次第に殺人犯を炙り出していく、大変よく練られたSFミステリ―。舞台が外国のU国で、登場人物が英語名、それにSFと言いながらも、時代は1970年代からの話の為、やや入り難い部分もありますが、映像化したら、面白いと思います。人類の飛行技術を変えるといわれる小型飛行船・ジェリーフィッシュの開発に携わった6人の教授と研究生達の過去の秘密に纏わるお話。事件の鍵を握る「R」という人物と開発ノートの存在が明らかになる中、後半はグっ引き込まれ一気読みでした。 2019/08/11

とみー

206
久しぶりのミステリ小説で、冒頭の横文字だらけの登場人物達や難しい用語が出てきた時は読了できるか心配でした。ただ、読み進めると自分の中のギアが切り替わったのかというくらい、読み進むスピードが上がっていく、そんな作品でした。SF?パラレルワールド?特有の世界観もさることながら、よくこのトリックやストーリー、登場人物の人格描写を構築できたなと、作者を尊敬すると同時に作品を構築する思考過程を作者に伺いたいと思いました。ジェリーフィッシュのイメージが当初できなかったですが、かっこいい表紙を見て、これかと納得です。2022/05/15

へくとぱすかる

197
お見事! 文庫のオビの通り、不可能を可能にする「そして誰も」と「十角館」へのオマージュ。すごい作品。マリアと漣がフラッグスタッフ署の所属というのもうれしい。1930年に冥王星を発見したローウェル天文台のある町ですから(個人的理由すぎてすみません)。海外を舞台にしているだけに、読む時間の心配もしましたが、リーダビリティ抜群で、非常に読みやすく理解しやすいので、どんどん読み進めました。飛行船を真空にしても、本当はこんなに小さくできないと思うので、架空世界の話? しかし迫真性があって、時代設定も必然的ですね。2021/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13794188
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品