目次
第1章 一代雑種の品種はどんな作物で使われているか(野菜類の一代雑種―その多様性;一代雑種のモデルとしてのトウモロコシ;予想外の一代雑種利用―ヒマワリからイネまで ほか)
第2章 一代雑種の遺伝学―ヘテロシスの科学(近代遺伝学の申し子としての一代雑種;終わりなきヘテロシス理論の論争;トライアル・アンド・エラーの実際;雑種こそ生物集団のあるべき姿)
第3章 一代雑種種子の採種技術とその科学(子孫繁栄のための植物の繁殖戦略;完全な交雑種子を生産する;ダメ雄となる遺伝子の有用性;交雑しないで一代雑種の種子を作る)
第4章 新しいテクノロジーとの接点
著者等紹介
山田実[ヤマダミノル]
1932年東京生まれ。東京大学農学部卒。農博。農林水産省に入省し、東海近畿農業試験場(当時)で水稲栽培の試験に従事。農業技術研究所生理遺伝部に転じ、トウモロコシのヘテロシスと遺伝資源の研究。のちに草地試験場育種部長、北海道農業試験場飼料資源部長。ロシア・バビロフ植物生産研究所客員研究員。現在、海外植物遺伝資源活動支援つくば協議会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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