有島武郎研究叢書<br> 有島武郎とキリスト教

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有島武郎研究叢書
有島武郎とキリスト教

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784842195063
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3395

内容説明

本集は、有島武郎とキリスト教との関係を、有島武郎と聖書体験、入信と教会退会などについて明らかにすると同時に、それらの精神史に及ぼした影響、さらには作品形成において果たした役割について、とくに女性像に焦点を絞って、前期から晩年までの作品を通して解明しようとするものである。なお「仏教」との関係についての論考もあり、巻末には詳細なキリスト教関連年譜をも付している。

目次

有島武郎と聖書
有島武郎とキリスト教―研究史的に
有島武郎と札幌独立基督教会
有島武郎をめぐる人々
有島武郎・アメリカ時代管見
有島武郎の愛の理論と死の観念―前期を中心に
有島武郎の愛の理論と死の観念―晩年を中心に
有島文学の女性像とキリスト教―『宣言』『クララの出家』『或る女』『聖餐』に見る
『或る女』―「信」と「認識」の相剋をめぐって
有島武郎の神秘思想―キリスト教受容と定着の考察の一つの可能性を求めて
有島武郎と仏教―『星座』の鐘の音に触れながら