内容説明
ローカル知識人、天下国家の変革に挑む。詩才学識を駆使して身分の壁を突破し、欧米列強の開国圧力に抗して、国防体制の大変換を武士だけでなく民衆にも訴えた一人の真宗僧がいた…近代日本の「国民」誕生を読み解くテキスト。中高生から読める“月性読本”。原文・書き下し文・現代語訳を対照。注釈・鑑賞・解題・用語解説付き。漢詩文の読解を通じて、歴史のリアルに触れる。幕末がわかる、維新がみえる。
目次
1 漢詩選(異郷のうた;故郷のうた;交情のうた;志のうた;憂国のうた)
2 建白書(封事草稿;内海杞憂;海防意見封事)
著者等紹介
愛甲弘志[アイコウヒロシ]
1955年、鹿児島県に生まれる。現在、京都女子大学名誉教授
上田純子[ウエダジュンコ]
1968年、愛媛県に生まれる。2004年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。専攻、日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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