出版社内容情報
1990年代の高校教育の変容の実証的な検討のため、高校生文化の変容と「生徒支援型」への変化を、社会調査をもとに明らかにする
内容説明
一般に、詰込教育からゆとり教育への移行とされることが多い1990年代の高校教育の変容を、管理教育から支援教育への移行と捉え、社会調査の手法を用いた分析を通じて探る。高校教育のありようを、よりよく把握しようとする、高校教育に関心を持つすべての読者へ。
目次
第1部 学校主導型高校教育はどう変容したか―1970~90年代:地方X県・Y県(トラッキングと進路形成の変容;トラッキングと生徒文化;1990年代のトラッキングをどう捉えるか)
第2部 生徒支援型高校教育はどのように成立しているのか―2000年代:首都圏(高校生アルバイターからみる首都圏の学校―消費社会と学校はどのような関係になっているのか;生徒支援型高校教育の学校存立構造;生徒支援を通じた生徒のインボルブメントと進路形成)
著者等紹介
大多和直樹[オオタワナオキ]
1970年生まれ、横浜市出身。1995年東京大学教育学部卒業。1997年東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学大学総合教育研究センター助手を経て2009年博士(教育学)(東京大学)取得。現在、帝京大学教育学部准教授。専攻、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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