内容説明
ひとくちに「格差社会」といえど、世帯年収、居住地域、ジェンダーなど複雑な要素が絡み合う現代社会。北は新潟、南は長崎にまで調査範囲を広げ、親と子の教育実践の現状とその背景にせまる。
目次
第1部 地域と格差社会(親の教育行動と地域差;公立学校制度改革と親の意識の地域差―誰が「脱出」オプションを選択できるのか?;進学に向けての地域格差とジェンダー格差―背景にあるケア役割への期待)
第2部 ジェンダーという格差(女性の就業選択―母親の就業経歴を中心に;教育する父親の意識と実践;家族の実践とジェンダーの構築)
第3部 子育てする親の実践戦略(子どもの「主体的進路選択」と親のかかわり;個人化する社会と親の教育期待;子育ては変わるのか―格差社会を越える子ども観・子育て観を考える)
著者等紹介
石川由香里[イシカワユカリ]
活水女子大学健康生活学部准教授。1995年都立大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学
杉原名穂子[スギハラナホコ]
新潟大学人文学部准教授。1993年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学
喜多加実代[キタカミヨ]
福岡教育大学教育学部教授。1994年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学
中西祐子[ナカニシユウコ]
武蔵大学社会学部准教授。1996年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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