内容説明
意思無能力の契約はなぜ無効なのか?立法過程、判例、学説史、比較法から法理の根源を究明する。
目次
第1章 わが国の意思無能力論の整理検討(旧民法;明治民法制定過程;明治民法制定後の理論展開)
第2章 ドイツ法における自然的行為無能力概念の検討(普通法時代;BGB制定過程;BGB制定後の判例学説の展開;ドイツ法のまとめ―わが国の意思無能力法理への示唆をかねて)
第3章 わが国の判例・裁判例の検討(判例・裁判例の紹介;横断的検討)
結章 提言と総括
著者等紹介
熊谷士郎[クマガイシロウ]
1969年岩手県に生まれる。1993年東北大学法学部卒業。2000年東北大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、秋田経済法科大学法学部専任講師・博士(法学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。