内容説明
制度論・機能論に還元して満足しない古典的リベラリストの著者が、立憲主義への深い考察を武器に近代立憲主義、法/立法/法律/命令、法治国原理/法の支配…といった憲法の重要概念に接近し、隣接概念から丹念に切り離して、明晰な分析を加える。
目次
第1部 統治と憲法(統治;国家の概念と歴史的展開;「憲法」の意義―正確には「国制」 ほか)
第2部 日本国憲法の基礎理論(日本国憲法における立憲主義;現行憲法制定の法理;日本国憲法前文と基本原理 ほか)
第3部 日本国憲法の統治機関(国会の地位と権限;国会の活動;議院の権限 ほか)
著者等紹介
阪本昌成[サカモトマサナリ]
1945年広島市に生まれる。1967年広島大学政経学部卒業。1969年神戸大学大学院法学研究科修士課程修了後、京都大学大学院法学研究科博士課程編入後、神戸大学法学部助手、その後、広島大学政経学部助手、同講師、助教授、教授、九州大学法学部教授、立教大学法学部教授を経て、現在、近畿大学法科大学院教授、法学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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