内容説明
「20世紀の憲法状況と21世紀初頭の憲法課題」をふまえ、日本の憲法の基本問題に迫る!改憲論への徹底批判。
目次
憲法学にとって二〇世紀とは何であったか―二〇世紀の憲法状況と二一世紀初頭の憲法課題
なぜ日本国憲法か―比較現代憲法史の視座から
アジアの立憲主義と日本
日本国憲法の五〇年と立憲主義
憲法第九条の現代的意義―「現在」におけるその必然性について
「文化国家」の理念と現実―日本国憲法下における「文化」と「国家」
「文化国家」の理念と現実(補論)―衰退を続ける「文化国家」の理念
日本国憲法の五〇年―国民主権の視座から
アメリカ合衆国の「人民主権」と日本国憲法の国民主権
「充実した地方自治」の体制を目指して―憲法の主題となる地方自治
国民の憲法学習と日本の憲法学
「主権者学」のすすめ
著者等紹介
杉原泰雄[スギハラヤスオ]
1930年静岡県に生まれる。1961年一橋大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。現在、一橋大学名誉教授
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