目次
愛について
生きることについて
芸術について
仕事について
影響について
人間関係について
存在について
神と宗教について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y.Yokota
4
『若き詩人への手紙』や、その他の書簡、詩編などからリルケの言葉を取り出して、項目ごとに配置して編まれた一冊。編者の高安さんもいうように、項目は目安であって、それほど単純に、ある一つの事柄について述べたような言葉ばかりではない。しかしこの言葉たちの中で自分が一番印象的だったのは、リルケ自ら人とまともな会話をするのが苦手だと書いているところ。社交の才能がないとか、軽い会話ができるといいのにとか、人に怪訝な面持ちをされるとか。この本を読んでいて一番気がゆるむ箇所でした。2024/06/12
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