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内容説明
本書は、現代の高級官僚・大学教授などに相当する江戸の知識人の私家版記録に残された実話24篇を収録。「四谷怪談」「牡丹灯籠」などの怪談とは一風異なる、江戸の魑魅魍魎を紹介する。
目次
妖気―あやしいおそろしさ(通り悪魔;妖気の縄;伊豆山中の妖怪)
幽霊―すくわれぬたましい(彦根藩邸御料理番;貧女の純心;三春の恋物語)
怨念―うらみつらみ(赤と青の火の玉;つきまとう男;お菊の怨み)
狐―おきつねさま(能勢の黒札;沼津の心中;俳人路通の師)
神慮―かみのおぼしめし(羽織の怪;神々の夜祈祷;大黒様出現)
怪人―ふしぎなひと(時雨の尼;一乗寺村の美女;胎内で聞いた話)
怪事―ふしぎなできごと(妙薬の代償;四国の人馬;早く来すぎた亡霊)
因果応報―めぐりめぐるさだめ(鈴ヶ森の殺人;二十三年の絆;忠義者の命)