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出版社内容情報
本書は、阪神大震災やサリン事件などにより注目されるようになった「トラウマ(PTSD~外傷後ストレス障害)」に関する理解とケアについて書かれたものである。臨床現場でも使えるようにケアの基本から各場面にあわせたケアについての知見をまとめたものである。 【編集担当者コメント】交通事故、自然災害から児童虐待までさまざまな場面に起こり得るPTSD(外傷後ストレス障害)についてまとめてあります。こころのケアや精神保健の業務にあたる全ての人に読んでいただきたい一冊です。
内容説明
雲仙、奥尻、阪神・淡路といった自然災害や地下鉄サリン事件、ペルー人質事件など社会的に注目された事件によって、次第にPTSDに対する関心が高められた。PTSDはその他にも交通事故、家庭内暴力、性的虐待といった問題まであり、きわめて範囲が広い。本書のように広い領域をカバーしたガイドラインとしてまとまったものは初めてであろう。研究者はそれぞれの領域の第一人者であり、わが国のスタンダードとして相応しい内容が盛り込まれている。
目次
総論(トラウマ反応総論;トラウマへのケアの基本)
各論(自然災害;集団毒物汚染被害;大規模事故災害 ほか)
付録(PTSDの精神鑑定ガイドライン;被害者・被災者を対象とする調査研究のための倫理的ガイドライン;IES‐R(改訂出来事インパクト尺度) ほか)