出版社内容情報
医師・薬剤師が共同して「腎不全・透析患者の投与可否、投与量」についての添付文書・インタビューフォームのほか、内外の成書を可能な限り収集・整理し、臨床での評価も踏まえて、薬品ごとに文献を明示してまとめました。【編集担当者コメント】高齢化における薬剤性腎障害の発生率は、30％以上といわれており、これらの患者、透析患者に対して医薬品の適正使用を行うには、患者個々の病態に合わせた、処方の的確な用法・用量の決定が必要です。本書は、腎の病態生理、薬物動態、腎障害のメカニズムを概説するとともに、腎障害を起こす薬剤、薬剤やその代謝産物が排出されないで、蓄積し副作用が出現する56薬効群232成分について、腎機能正常時、腎不全時、透析時、透析による除去に関する情報を一覧表にまとめたものです。そのほかに「腎機能障害時・透析時に通常量使用可能な薬剤」「繁用薬物の血中治療濃度範囲」の一覧表も併せて掲載。国内使用薬剤を腎機能別に、網羅的にまとめた、わが国における先駆的な情報源です。薬剤師、医師、ＭＲをはじめ薬物治療・医療関係者にお薦めします。
目次
総論（腎機能と病態生理；腎における薬物動態；薬剤による腎障害のメカニズム）
各論（腎機能障害時の薬物投与時の留意事項；調剤・服薬指導時の留意点；腎透析・腎不全時の薬による重大な副作用一覧；腎機能障害時及び透析時に通常量使用可能な薬剤；腎機能障害時・透析時の投与量および文献；「肝機能障害時・透析児の投与量」文献一覧）
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