感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rbyawa
2
k048、作品論としては感性の迸りが激しく詩的だけど読みづらい意図が掴めない…となったが、同時代の情勢に関してと、作家の意思を作品から汲み取ろうとする、本来難易度が高いだろう方向は読みやすかった…謎だな…。てか、基本的に中野重治は現実にあったことから作品を構成するタイプの作家って言われたら納得。ただの伝聞者であることまで反映してたら疑うつもりはないな(労働者の話)。それはどうも当時のプロレタリア文学の方針でもあったのね、創作は避け、なるべくルポルタージュを書けみたいな。で、民衆受けは悪い、と。だろうね…。2021/01/22