著者等紹介
手島圭三郎[テジマケイザブロウ]
北海道生まれ。「しまふくろうのみずうみ」で絵蜂にっぽん賞、「きたきつねのゆめ」でボローニァ国際児童図書展グラフィック賞受賞、’87ニューヨークタイムス選世界の絵本ベストテン。「おおはくちょうのそら」’88ニューヨークタイムス選世界の絵本ベストテン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
73
たんちょうづるの羽ばたく空が美しい。愛し合うつるたち。愛するものの死。それでもおとうさんづるを想うおかあさんづるの姿が悲しい。だが、それだけでは終わらない。未来に向かって羽ばたくたんちょうづる。生きているんだなぁ。2021/12/10
いっちゃん
11
旦那の死なんか、あっさりしたものなのかと思ったら、切ない。2019/05/19
lovemys
6
版画が素敵。しかし、パパさんが〜(T_T) そして、自然の中で1人で生きていくのは辛いのです。2022/01/17
大島ちかり
4
題名にそらとついているだけあって、空の色がきれい。 お話は自然の摂理のようなお話。2023/12/21
スローリーダー
3
自然の中で日々繰り返される生命の愛と死別と再生。手島圭三郎の彫り上げた丹頂鶴がその営みの神聖なることを教えてくれる。仲の良い夫婦の丹頂鶴の片方が病に倒れカラスの餌食になるが、もう一方はそれを見ているしかない悲しみ。連れ合いが羽根だけになってもそれに寄り添おうとする哀れさ。悲しみ抜いた末に立ち上がり、また生きようとする力強さ。そのどれもが胸を揺さぶるメッセージとなって届いてくる。2025/04/11