目次
序章 イスパノアメリカ文学における「断絶の伝統」と自然
第1章 一九世紀イスパノアメリカ文学におけるナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然描写―なぜリンクするのか、なぜ切り離せないのか
第2章 形成されゆくナショナル・アイデンティティと発見されゆく風土―アンドレス・ベリョの諸作品をめぐって
第3章 主観的な視覚的自然描写とナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然の乖離―ホセ・マリーア・エレディア作品をめぐって
第4章 エステバン・エチェベリーア「虜囚」におけるフロンティアとしてのパンパ―アルゼンチン文学におけるパンパ表象(1)
第5章 D・F・サルミエント『ファクンド』におけるパンパとガウチョの自己占有―アルゼンチン文学におけるパンパ表象(2)
第6章 アーカイヴ化されるナショナリズムのシンボルとしての自然描写―ホセ・マルモル『巡歴者の歌』
終章
附論1 『想像の共同体』と『ペリキーリョ・サルニエント』―B.アンダーソンの資料分析における問題点
附論2 D・F・サルミエントのオリエンタリズム―『ファクンド』における「野蛮」表象をめぐって
列伝
著者等紹介
花方寿行[ハナガタカズユキ]
1969年横浜市生まれ。1992年東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。2015年東京大学大学院総合文化研究科博士(学術)号取得。静岡大学人文社会科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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