内容説明
生き残りをかけた「朝敵」藩の顛末!新史料を博捜、西日本を中心に諸藩の戦後処理を明かす。
目次
戊辰戦争研究
第1部 桑名藩の戊辰戦争(桑名開城の顛末;桑名藩士の謹慎と策動;桑名藩の宥免をめぐる対新政府戦略;尾張藩統治下の桑名城下と同藩取締役所の寺社支配―桑名市博物館所蔵三崎家文書を中心に)
第2部 鳥羽伏見戦争の有罪藩―宥免をめぐる折衝(官位剥奪藩;入京禁止藩;旧幕府老中・若年寄在職者の処分―江戸滞在者のケース)
第3部 新政府の江戸以西平定―諸藩の処置をめぐる各官軍の特質(東海道筋―東海道鎮撫総督;北陸地方―北陸道鎮撫総督;中山道筋―東山道鎮撫総督;畿内・紀伊国―鷲尾隆聚;山陰地方―山陰道鎮撫総督;山陽地方―山陽雄藩・中国四国追討総督;四国地方―土佐・長州藩;九州地方ー九州鎮撫総督・薩摩藩)
著者等紹介
水谷憲二[ミズタニケンジ]
1975年生まれ。日本福祉大学経済学部経済学科卒業、愛知学院大学文学研究科歴史学専攻博士前期課程修了を経て、現在は三重県立博物館臨時職員(人文科学)。幕末維新政治史・地方史専攻。幕末維新期の桑名藩に着目した研究、その他、近世地誌類を活用した北伊勢戦国史の研究や、美濃高田徳利を用いた酒販・酒造業の研究などにも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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