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内容説明
ガンダム史上初!吉川英治文学新人賞に輝く今野敏が挑む法廷サスペンス&戦争アクション。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。1978年、「怪物が街にやってくる」で、問題小説新人賞を受賞。2006年、「隠蔽捜査」で、第27回吉川英治文学新人賞を受賞。日本推理作家協会理事。空手道今野塾主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドウ
6
ティターンズ(地球連邦軍の中にまた1つ特権化された軍があるイメージ)のテストパイロットだった主人公に帰せられたグリプス戦役中の種々の罪状の、無罪を証明すべく闘争する人々の物語。戦闘中のエピソードとUC.0088時の調査活動が交互に語られる。前者は電撃ホビーマガジンが買えなかった頃立読みしていたのを思い出し懐かしい。後者の軍事法廷での論戦も、臨場感と勢いがあって楽しめる。タイトル通り「外伝」なので、星屑~Z~ZZの時代の流れを分かっていないと全くついていけない話なのも、オタク心をくすぐられる。2020/04/15
シゲル
5
古本屋で上下巻共にゲット。批評として簡潔な文体で非常に読みやすい、だが逆に物足りなさを感じずにはいられなかった。印象としては、脚本?を読んでいるような気分になった。内容はややご都合主義で、テスト部隊という設定上新型機が次々と一場面で使い捨てられていくのが残念だった。ただ上記の面含めアニメにしたらものすごく良い作品になると思う。ガンダムファンとしては終始ニヤニヤせずにはいられなかった一冊。下巻に期待。2010/05/03
やっさん
3
福井さんのガンダム世界にあてられたことと、「警察小説の人がなぜ?」という疑問から(中古で)入手。 推進剤がなくなればモビルスーツもただの棺桶ということで、アポロ計画の頃の地球人と問題は変わらないんだね。 「万能ロボット」感のあった、RX-78とかシャアザクも本当はそういうくびきから自由ではなかったのだね。 重力下でアムロが何度もジャンプした戦法を踏襲して「アムロ・レイはこんな過酷なことを続けたのか…」などと思うなんてくだりはなかなか面白かった。 福井さんとはまた違う、細部へのこだわりが面白かった。2013/03/23
1_k
3
総体としてはグリプス戦役当時の雰囲気がよくかけた佳作。しかし、詰め込み過ぎじゃないかな? 特に過去編はひたすら淡々と過ぎていった印象。MSも次々に移り変わる上にイラストに力が入っているわけでもないのでどれが何やら感あり。組織の腐敗と前線要員の誇りの対立といったテーマ性は非常に優れているのだが。2011/08/06
kouki_0524
3
さすがは今野敏。主人公や彼を取り巻く支援者たちがまるで神南署をみているようだった。これはガンダムの小説としては結構当たっていると思う。2010/10/17