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内容説明
かつて起こった戦争に投入されるはずだった兵器―『遺伝子強化兵』。無理な遺伝子強化によって望まない力を手にした代償は、17歳の夏に死んでしまうという運命だった。平和になった今―16歳の、最後から二番目の夏。それまでの記憶を全て失った強化兵の少女・小谷順子は、編入先の高校の門をくぐっていた。しかし、その高校はものものしい塀と鉄条網、銃を持った警備員に囲まれていて…。最後の日まで、あと1年。彼らはその時を待っている。あがくように、あるいは諦めたように。せつなく胸をしめつける短編連作登場。
著者等紹介
住本優[スミモトユウ]
1985年3月21日生まれの関西在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
24
シリーズ1作目。戦争のために遺伝子強化された子供達(遺伝子強化兵)は17歳の夏に死んでしまう…という設定に惹かれて。日常パートが多かったけど、それだけに最終巻(17歳・最後の夏)が切なくなるのかな?順子が記憶を無くした経緯や遺伝子強化兵が死ぬ状況等、色々気になるので最後まで読み進めたい。2015/04/18
K
6
題名に惹かれて購入したのだが、命のことを考えさせられました…2014/10/11
ちる
5
戦争のために作られた「遺伝子強化兵」。戦争は終わったが、彼らは17歳で死んでしまう運命を背負ったまま今を生きている。ー通して悲壮感が漂うのですが、その中で人と人のつながりが暖かく描かれている。人は、なにをもっても人との絆を欲してしまう生き物なんだなぁ…。切なくも暖かい物語だと思う。世界設定の説明とか、キャラの過去など謎なままなのだが、それを気にせず読めるのはいい。良作。ただ…絵がダメだったけど…。2015/01/31
彩灯尋
3
タイトルからは想像できないちょっと重めの「遺伝子強化兵」のお話。体が強化される代わりに17歳で死んでしまう。登場人物の経緯や思いは1巻時点ではまだまだ謎が多い。今後どう明かされていくのか、何が隠されているのかに期待。重いテーマの中で日常に寄り添い、切なく、温かい独特の世界観が良い。2015/06/23
扉のこちら側
3
発売当初に初読。2005/04/25