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内容説明
人との交わりを知らずに生きてきたシャナ。彼女は、一人の少年と出会い、今までにはない不思議な感情に芽生えた。人との交わりに自信が持てない吉田一美。彼女は、一人の少年と出会い、心にちいさな安らぎを覚えた。二人の想いが交錯する中、少年・坂井悠二は、何を思うのか―?「調律師」と呼ばれるフレイムヘイズが三人の前に現れるとき、すべてが動き出す。奇才・高橋弥七郎が放つ学園ストーリー。
著者等紹介
高橋弥七郎[タカハシヤシチロウ]
第8回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
23
再び告白する決意をするも一歩が踏み出せない吉田一美,悠二に対するどうしようもない感情に揺れるシャナ,憧れとの人物との絶対的な距離を思い知らされる田中と佐藤、様々な人物がそれぞれ悩みを抱えながらも御崎市は夏のミサゴ祭りを迎える。そこに一人のフレイムヘイズが訪れ彼女達の世界を一片させる…。夏祭り,カムシン,探耽求究編の上巻。まだ探眈求究の名前は出てなくて教授呼びだけだったけど相変わらず濃いキャラしてんだよねwしかもこれからしぶといのなんのってw教授による「夜会の柩」発動前なのでバトルなしの日常編だが、→2014/06/06
紫鈴
11
それぞれが自分の想いを伝えられないもどかしさ。特にシャナの気持ちが切ない。悠二の鈍感さに殺意すら沸く。池くん、殺っちゃっていいよって感じだ。スリッパのまま、自転車でシャナを探す千草さんの優しさに涙が出そう。⭐42016/04/01
燃え尽きタコ
9
現状吉田さんに対する良い印象が碌に無い上に、シャナの脳破壊を的確にやっちゃって本人は悪くないんだけど思うとこ色々出ちゃうので、良い加減に次の巻で魅力的な面を見たい。2023/05/12
志摩子さん
6
この巻にはアクションシーンがなくて、シャナや吉田さんの恋の思いがほとんど中心だったので、感情移入して読みやすかったと思います。何より、吉田さんの思いがつらすぎる悲劇にどんどん向かっていくことが予感されて苦しくなってしまいます。でも、これで初めてシャナと同じ世界に立って、競い合うことができるということなんでしょうか。そうでないと、吉田さんは決して争う場所にすらいられないのですから……。2015/11/06
翔
5
日常回。今回はアクションが全くなく、もはや恋愛小説化しているんだけど、よくよく考えたらシャナって(バトルはあるものの)そういうもんだったわと気付かされる。調律師が来ることでフレイムヘイズ達が町を離れるという展開になりそうだがその後の展開いかに…というのと、その調律師に吉田一美が協力者として選ばれることで新たな展開が…というのと。2021/09/09