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内容説明
“来訪者”と呼ばれる異世界から現われた存在の手によって、アルセイフ王国は王と皇太子を同時に失った。“来訪者”たちはそのまま逃走し、殺害現場にいた第四王子フェリオには、疑惑のまなざしが向けられる。そんな中、第二王子レージクについても奇妙な“噂”が流れ始め―!王位を巡り騒然となったアルセイフ王国の行く末は?そしてフェリオの運命は!?一方、来訪者たちの力を目の当たりにした司教カシナートはその力を手に入れようと動き始める―。渡瀬草一郎が贈る異世界SFファンタジー第2弾、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
23
王位継承を巡る暗闘に巻き込まれた主人公。重苦しい雰囲気の中で提示されるこの世界の謎。物語はまだ序章だ。2016/12/31
七月せら
15
舞台は王位継承に揉める王都へと移り、深まる陰謀と対立がさらなる混乱を極める。様々な人物の後暗い思惑、謀略が入り乱れて息付く暇もありませんでしたが、フェリオを思うウルクの先見の明、アルセイフ王国の行く末を正しく憂えるラシアン卿の深謀遠慮、王族として、そしてウィスタルの愛弟子として岐路に立たされたフェリオの力強く道を指し示す姿は、乱れた世に吹き抜ける一陣の清風のようでした。フェリオ達の今後の作戦が気になると共に、来訪者達とリセリナがどう絡んでくるのか想像が尽きません。2019/06/04
klu
9
風雲急を告げる 巻でした!2023/01/10
しるるん
9
今回は王位継承問題に絡む政変が主な内容だった。なかなかおもしろくなってきたかも。これに異世界の少女がどう関わって来るのか!2017/11/30
じお
7
★★★★☆ 再読。政争がメインの今巻。エンジュは巻き込まれ型主人公だなーと思う、コイツが主人公というプロットもあったのではと妄想してみる。ラシアン卿みたいなキャラは意外と珍しい。糸目ルックスに歴史を学んでいて商才もあり飄々とした人格、完全に強キャラ要素しかないクラウス登場である。ストーリー自体は正直ベタベタなのだが、この手の作品のツボというかキモを抑えていて、戦記ファンタジーとかを手に取る人の好みの展開に仕上がっていると思う。後半なんか激アツですよ、若い力の躍動はいいね、英雄譚の始まりという感じ2020/03/27