電撃文庫 灰色のアイリス〈２〉

岩田 洋季【著】

アスキー・メディアワークス（2002/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 287p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840221818
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

慕っていた姉の死で、悲しみと罪の意識に苛まれる朝霧奏は、悪夢の中に現れる謎の少女の言葉にうなされ続けていた。
――悪いのはかなでじゃなくて、この世界なんだから――
イリスと名乗るその少女の言葉に混乱する奏。 彼を支えているのは、もはや姉の娘である未来の存在だけだった。
同じ頃、美木響二の娘・優夜も、父の死因を調べるために奏の周辺を探り始めていた。 美木響二の死が、世界の破滅への序章に過ぎないとも知らず――。
期待の新人が贈る、注目のシリーズ第２弾！

内容説明

最強の異空眼者と呼ばれる朝霧奏は、慕っていた姉の死により、悲しみと罪の意識に苛まれていた。悪夢の中に現れる謎の少女の言葉にうなされ続ける日々。―悪いのはかなでじゃなくて、この世界なんだから。悲しいことしか生み出さない、この世界そのものなんだから―イリスと名乗るその少女の言葉に混乱する奏。彼を支えているのは、もはや姉の娘である未来の存在だけだった。同じ頃、一連の事件に朝霧奏が絡んでいると知った美木響二の娘・優夜も、父の死因を調べるために動き始めていた。美木響二の死が、世界の破滅への序章に過ぎないとも知らず―。期待の新人と話題のイラストレーターが贈る、注目のシリーズ第二弾。

著者等紹介

岩田洋季［イワタヒロキ］
１９８３年１２月１３日生まれ、広島県出身。『灰色のアイリス』シリーズで小説家デビューを飾る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[わん]

様々なタイプの女の子が、それぞれ違う想いを持ちながら奏に惹かれていく様が微笑ましかったです。また描写が的確なおかげで、まるでアニメーションを見ているかのように、戦闘シーンを脳内再生できるのも魅力的でした。そのため１巻よりも戦闘が少ないのが残念でしたが、闇色の真夜や透き通るようなイリスが綺麗だったので満足。すっかりキャラクター達に感情移入してしまった身としては、次巻の展開が気になって仕方ありません。

2011/11/04