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出版社内容情報
都市シリーズ第2期スタート! 時に1937年、異族の少女ヘイゼルの運命は軍事機密が収められた義眼を移植されたことによって激変する。そして同時期、独逸軍G機関の最新戦闘艦「疾風」が暴走し、独逸軍と交戦を開始していた。ヘイゼルと「疾風」、この両者の捕獲を目的に、G機関が動き出す。この背後には、予言者が詩に託した「救世者」創出の悲願と、独逸を“言詞的に強化”する機甲都市化計画があった。ヘイゼルは、過去の因縁から彼女を守ることになった逃がし屋のベルガーと共に、「疾風」を巡る戦いに巻き込まれていく…。
内容説明
時に1937年、独逸軍G機関の最新戦闘艦「疾風」が暴走して空に放たれ、独逸軍と交戦を開始していた。そして同時期、異族の少女ヘイゼルに、軍事機密が収められた「疾風」の開発者マルシュの義眼が移植される。ヘイゼルと「疾風」―この両者の捕獲を目的にG機関が動き出した。しかし、この背後には、予言者が詩に託した「救世者」創出の悲願と、独逸を“言詞的に強化”する機甲都市化計画があったのだった…。電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作『パンツァーポリス1935』から2年後のベルリンを舞台に、都市シリーズ第2期スタート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
13
ドイツ軍の最新戦闘艦「疾風」と、開発者マルシェの義眼を移植された少女・ヘイゼル。その2つを狙い、G機関が動き出す。“逃がし屋”ベルガーは、思わぬ形でヘイゼルと出会い…『パンツァーポリス1935』から2年後の話ですが 続編のつもりで、読み始めたら?となりました。都市シリーズの2期目で遺伝詞(ライブ)等が、より前面に出てきているからかもしれません。 戦艦の他、重騎も出てきて、設定は好み。ストーリー展開は 上手く掴めないまま終わってしまいました。全5巻のうち、最初の1巻なので 仕方ないかもしれませんが。2020/11/18
ドル箱
3
再読感想いきましょう、1935の後の37のお話ですがベルリンの1943までのエピソードで進められるシリーズです。コンセプトは1935のテーマにやや近いですが、青獅子が出てくるあたり、重騎好きだね~川上よ、自動人形も出てきますが、まだ「飾り」かな。この頃の川上の文体はややオナニー気味だが編集は相変わらず節ですね。オチは知っているので語らないが、続きが昔とどう違うのかを考察しましょう。2巻へ~2012/08/27
シュエパイ
2
さよなら、を告げる物語。猫さんが、何も守れず、正しい道先も知らず、ただ逃げたくないと叫び、ナイフを突き立てたことは・・・決して間違いではないと、力がなかったのは悪いことではなかったのだと思います。疾風の名の通り、全ての始まりを告げるために走り出しました、ね。にしてもまぁ、なんというか・・・「お客様は神様です」って、間違っちゃいないんだけど、だろうけど(笑)(・・・あ、でもまさか、あの警察署の紳士が該当するって事じゃないだろうなぁ・・・うはぁ・・・)2010/05/24
TEANの残骸
1
【再読】やはり、伯林の戦闘は終わクロの概念っぽい。いや、順番的にはこっちが先だが。再読だと色々追加で思うところあったりで。2015/12/09
ほらいぞん
1
これはシリーズなのかな。5までで一つの物語か。相当クロニクルに近くなっていた。1st-Gの概念空間ですよね言実化って。ベルマルクの袖鳴らしはまんま佐山へと繋がるか。かなり日を空けて読み進めたので総評はしづらい。文章は質が上がっていると感じられ素直に面白かった。戦闘、アクションシーンの向上は前作までとは一線を画すかと。しかし、それこそパンツァーポリス~巴里までに共通して思っているのだが、行き先が分からないので得心できないと何度も書いている。読みが浅いのだろう。彼らの目的とする物の重みが理解できないので物語あ2011/02/02