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武将に学ぶ第二の人生

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840151139
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

退職後の長きにわたる「第二の人生」をどう充実させるか。新たな仕事を始める、趣味に没頭する、社会貢献や後進の育成に時間を捧げる…など、道は様々ある。戦国時代の武将も「隠居後」を最大に活用した。子孫のため知恵を絞る、自分の趣味や信念に従って日を暮らす…彼らの第二の人生は、戦場で身を粉にした若い頃に比べて豊かである。励まされ、年をとるのが楽しみになる異色の歴史ノンフィクション。

目次

第1章 武将の引退―それぞれの理由
第2章 隠居後の生き方―成功例と失敗例
第3章 老後を楽しんだ武将たち
第4章 老人の知恵と社会貢献・地域貢献
第5章 戦国武将の老い支度
第6章 先涯現役―引退できなかった武将

著者等紹介

小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市生まれ。文学博士、歴史学者。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。静岡大学名誉教授。専門は戦国時代史。執筆の傍ら、専門分野である戦国時代史を通し、戦国武将のリーダーシップ論、経営戦略をはじめ、現代を生き抜くための要諦や教訓を秘める講演を行い、各地で好評を博している。また、NHK大河ドラマ『秀吉』『功名が辻』『天地人』『江』の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芸術家くーまん843

3
・武将たちが家督を実子あるいは養子に譲り、自らは引退して第一線を退いて隠居の身となったとき、どのような生き方をしたか。いくつかのパターンがある。・家臣たちの精神面の指導を担う。島津忠良は文句なく、隠居後、子孫及び家臣たちの精神面での指導を担っている例である。薩摩の島津家15代の勝久のとき、勝久に島津全体をまとめる能力がないと自ら判断、分家の忠良に国事を託した。忠良の子、貴久が嫡流家を告ぐことになったとき、忠良は剃髪し、日新斎と号した。周りからは日新公と呼ばれている。出家と同時に政務から完全に手を引いており2013/03/28

今野 富康

2
浅く広い感じではあるけど、面白い話はいくつもあった。マネジメントの考え方は、案外、今も昔も変わらないのかもしれない。後継者の育成ができるかどうかが昔は「家」の今は企業の存続を決める。2017/07/24

maito/まいと

2
命をかけて戦い続けた戦国武将にだって、生き残り続ければ定年・引退はあって、現代と同様、第二の人生を生きていた。戦国時代研究の第一人者・小和田先生が解説する、戦国武将の第二の人生の生き方は、特に五十代~六十代の方々にオススメの一冊。最後まで(不本意のケースを含め)現役で働き続けた方もいれば、領主を支えたり、口出ししすぎたり、文化活動に従事したり、と生き方は様々。きっと、人は最後まできちんと生きていれば何をしていようとも輝いていられるのだなあ、と感じることが多かった。2013/03/12

redcept

1
聞いたことがない話も半分くらいあった。対象が一般人なので致し方ないかもしれないが、筆者が史実を推測したうえで論を進める場合は対論も載せてほしい。2016/11/19

Yanabod

1
武将が第一線を引いたとき、次の生き方をどのようにするかを武将の人生をケーススタディ毎に分類し説明した新書。歴史の本というより、中高年の人生の教育本の感じがした。この切り口でいくと領国が広い大名が幸福とは限らないことに気づく。筆者の最期の言葉ではないけど、「楽しまずして、是如何」に尽きる。2013/07/30

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