内容説明
「ぼく、おなかがいたい」と、サムはいうのです。「あしたのおんがく会が、こ・わ・い」「サム、あんなにれんしゅうしたじゃない。すっごくすてきにふけるじゃないの」ユリアは、サムをはげまします。でも、サムは力なく、あたまをよこにふります。「ね、サム?いいことがある!」ユリアは、おもいがけないことをていあんしました。サムのかおが、ぱっと明るくなりました。著者が作った高さ3メートルのドールハウスで繰り広げられる、ねずみたちの、思いやりと愛情あふれる物語。オランダで爆発的人気の絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
59
細かいところまで作りこまれたジオラマでお話が展開する写真絵本。演奏会に向けて猛練習して挑むネズミのお話なのだが、枝葉のお話や、本筋と関係なさそうなお話もたくさん含まれていて、ちょっと間延びした感じ。文字も多いので、読み聞かせにはしんどかった。2016/09/25
小夜風
22
【図書館】最後の頁にマウスマンションの全景が!すっごぉい!凄い凄い♪お話の方はイスラム教の家族が出てきたり、祖父が亡くなったり、ユリアが足を骨折したり…なかなかシビア。これから先もたくさんのお話が生まれる予感♪2014/05/24
mntmt
12
高さ3メートルのマウスマンションを作り上げた作者。世の中は驚きに満ちている...2020/08/10
にゃおん
10
サムのお父さんの部屋、他の部屋に比べて広〜い!! 化石とか鉱石とか標本とかじっくり見てしまいました!2014/05/30
寧々子
10
中心となる物語は音楽会。 トランペットを演奏することになったサムですが自信を持てず怖がります。 そんなサムをしっかり者のユリアが自信を持てるようにあの手この手で励まします。 サムの演奏でバレエを踊るエラと一緒にした練習が巧くいかないのを、サムをかばってエラのせいにするユリアの気の強さは、サムに対する友情の裏返しだと思うと微笑ましい~ 他にもサムのお祖父さんが亡くなる話やユリアのお母さんのお誕生日の話など短いエピソードがたくさん♪ 一緒にたくさんのお部屋を堪能できた♪ 私が1番好きなお部屋はかばんの専門店♪2014/05/18