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内容説明
無口で地味な派遣OL潔子は、困った同僚・神経質な上司・いじわるな友人たちに悩まされる日々。実は彼らには、謎の憑き物が…。潔子の怒りが爆発するとき、飼い猫=古来の憑造物・猫魂と合体して、黒ずくめの美女に変身する!第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞した痛快エンターテインメントが、待望の文庫化。
著者等紹介
朱野帰子[アケノカエルコ]
1979年、東京都生まれ。2009年、本作で第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、単行本『マタタビ潔子の猫魂』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けえこ
15
ダ・ヴィンチ賞作品。 猫魂に取り憑かれた無口で地味な派遣女子社員が、同僚や上司を成敗するオカルト系コメディー。 お仕事小説のイメージ強い作者さんの、これは変化球。 教訓らしきものがたくさん。 気に入ったのは「落ち着けよ オチがつくまで落ち着けよ」でした笑笑 2024/06/14
のこ
9
冴えない派遣社員・田万川潔子は、実は代々続く田万川家の末裔。負の感情が極限まで高まると、愛猫であり猫魂のメロが憑依し、負の感情の原因になった相手に報復するのだ――。■相手への報復の仕方が「笑ゥせぇるすまん」みたいな不気味さを持ってて少しばかり気持ち悪かったです…。でも潔子の豹変振りにスカッとした。面白かったです2013/11/07
Spok
6
まあまあ面白かった。猫が主人公でなかったら途中で読むのをやめたかも。2020/01/23
はる
4
冴えない派遣OL潔子。地味で化粧っけもなく、性格もウジウジ。が、潔子の飼い猫のメロは、妖猫。潔子に寄ってくる妖魔を、潔子に取付き退治する。 潔子の、ダメっぷりは読んでいてイライラする。が、メロに取り憑かれた潔子は、なかなかイケる。狸さん達が、元気でよかった。2017/04/25
のりすけ
3
こんなところまで外来種に侵食されておるのか!掃除しろ掃除しろうるさい奴は、わたくしの敵でございます。内容は、可もなく不可もなく…、あ、ちょっと物足りないかな?2014/11/26
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