メディアファクトリー新書<br> 江戸めしのスゝメ

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メディアファクトリー新書
江戸めしのスゝメ

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  • サイズ 新書判/ページ数 171p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840142793
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0221

内容説明

世界が注目する和食の原点は、江戸時代の庶民の食事にあった。豆腐に小魚、たくあんに米…。旬の素材を用いた、貧しくも理に適った食事=江戸めし。その効能を解説すると共に、ぜひ作りたい10品のレシピを公開する。現代を生き抜く健康的な暮らしの知恵と秘訣がここにある。

目次

はじめに なぜいま「江戸めし」なのか
第1章 江戸に伝わる雑穀文化
第2章 農民が食べた健康料理
第3章 白米を愛した町人の家庭食
第4章 独身男の町・江戸の外食料理
第5章 心身を養う季節食
第6章 江戸めしが現代人を元気にする
巻末付録 江戸めしレシピ10選
おわりに 「節電」から「江戸めし」の時代へ

著者等紹介

永山久夫[ナガヤマヒサオ]
1932年、福島県生まれ。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食にも造詣が深く、長寿村の食生活を長年にわたり調査している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

79
今でも残っている江戸めし、今ではもう無くなってしまっている江戸めし。ただ、確実に健康には良いと思う。2016/09/22

トントンみん

5
結構知っていることもありました。でも、どの料理も美味しそうです。最後にのっているたまごふわふわは泡立てさえ頑張ればすぐにできそうです。2018/09/27

マカロニ マカロン

5
個人の感想です:B。江戸時代日本の人口は3000万人。その内の8割が農民で国民一人当たり1年に150kgの米を消費することができ、元禄以降江戸の庶民は下級階層の者まで1日3度の白米食が当たり前になった。と書かれているのだが、その一方で昭和初期の農村ではクズ米5:麦5の茶色いご飯を食べていたところも多く存在した。江戸期は小氷期に当たっており冷害も多く、著者が言うように本当に白米食が普及していたのか?とちょっと疑問な部分も感じた。豆腐味噌納豆濃口醤油など現在の食生活に近い和食文化が始まったのも江戸期らしい。2013/11/13

びっぐすとん

4
108円本。日本人が100%自給自足で、しかも化学調味料など一切使ってなかった江戸の頃の食事が体にいいという趣旨。確かにそうだろうなー。今より医療は劣っていて、住宅・衛生環境だってよくないのに、それでも元気に過ごしてたんだから、食事の影響は大きいだろうな。理屈は納得。江戸町民が白米を食べてたのは有名だけど、地方農民も食べていたなんてしらなかった。農民は食べられなかったものだと思ってた。一汁三菜、味噌汁の具は三種類、わかってるけど毎日摂るのは大変だ。「玉子ふわふわ」名前もかわいいし作ってみたい。2016/11/16

韓信

4
雑穀と大豆食品中心の農民の食事から、元禄以降の白米の流行と外食産業の隆盛による多彩な町人の食事、旬の食事と、「江戸めし」の歴史と効能を説く。町娘が愛した「芝居、こんにゃく、いも、かぼちゃ」や、独身男の需要を満たす鮨などのファストフードと、現代とも共通する江戸の食生活の趣向や、それらが生まれた背景の蘊蓄が面白く、読んでいて腹が減る。当時の食事や調理方法を栄養学的な見地からみて合理性を説明しており、今後は納豆や糠漬けすらも見る目が変わりそうだ。付録のレシピもうれしい。玉子ふわふわとねぎま鍋は今度作ってみよう。2016/07/15

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