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内容説明
競技場で熱気に包まれながら見るスポーツは素晴らしいが、われわれが「名勝負」の一部始終を見届けるのは、多くの場合、テレビのスポーツ中継によってである。いかなる名勝負も、優れた実況放送と共に記憶に刻み込まれるのだ。幾多のスポーツ番組の構成を手がけてきた放送作家が、忘れがたい名勝負と、その舞台裏のエピソードを熱く紹介。今夜からのスポーツ中継が何倍も楽しくなる。
目次
はじめに 「名実況」が教えてくれる悦び
第1章 英雄たちのデビュー戦
第2章 衝撃のハイライト、劇的な幕切れ
第3章 冒頭30秒の名文句
第4章 熱狂のオリンピック
第5章 予言する解説者
第6章 激闘・アジアカップの記憶
おわりに 記憶の断片が刻まれたフレーズ
著者等紹介
伊藤滋之[イトウシゲユキ]
北海道出身。1987年より古舘プロジェクトに所属。20年を超える放送作家のキャリアで、手がけた番組の8割以上がスポーツ番組。オリンピックやサッカーW杯、世界フィギュア、世界陸上、世界バレー、世界水泳などのビッグイベントをはじめ、代表番組多数。2009年には(株)エイジプロジェクトの代表取締役に就任、学生をはじめとする新たな才能の発掘や、ムーブメントの仕掛けに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shigoro
3
スポーツ名シーンダイジェストって感じで、当時を思い出し面白かったが、書としてはどうなんだろうね。こんなに片っ端から引用だけして、解説少々でいいのかね。実況自体はあくまでサブであり、いかにメインであるスポーツを良く見せるか、面白さを引き出せるかという、アナウンサーの技術や工夫には感心はする。公平な立場ではなく、味方(自国)への思いが入り込んでしまう実況は個人的には好きだわ。 2012/02/28
さきこ
2
こんなおもしろい新書久しぶりに読んだ!リアルタイムで見てないシーンのほうが多いのに、不思議と思い出して(?)いちいち感極まってしまいました。私は野球ファンだけど全部よかった。陸上とかももっと見てみたいな。これから出てきた場面をYouTubeで探してこの本片手に見ようと思います(笑)2011/10/21
アーキー
1
★★★☆☆ 752017/03/11
ryo
1
スポーツ中継って、放送作家とかいるんだー。競技を限らず五輪だとか、W杯とかのスポーツ中継はすきやったけど、番組作ってる人たちの日々の取材が当日のあの一瞬に凝縮されてんだなぁ。今後スポーツ番組を見る時に、また違った角度からみれるかも。いろんな名場面がでてきて、懐かしかったり、改めて感動したり。アテネの体操の解説はほんともう、泣かされた。2013/12/07
ひろちき
1
アジアカップが一つの章を占めていたのはサッカーファンとしてうれしかった。サッカー中継見てるとアナウンサーにも至らないところはあるんだけどそんなところばっかり注目せずにいいところをもっと見つけてあげたいなと思わせてくれる。言葉を操る仕事って面白い。ひとつひとつの言葉に思いが詰まってるんだなあ。サッカーに限って言うならもっと新規ファンのことを意識して欲しい。実況アナは結構意識しているように思うけど試合を見ているサッカーファンの意識は薄いように思う。2011/10/09